CO(一酸化炭素)中毒事故事例
19時10分頃、消費者宅の2階でCO(一酸化炭素)中毒事故が発生し、同階に下宿している被害者(17歳)が死亡した。
調べによれば、同日の16時頃、被害者が2階に帰宅後、17時前後にCF式湯沸器に点火した。さらに、18時頃、大家が1階のガスコンロを使用しようとしたところ、点火しなかたので、マイコンメーターのガス遮断機能を復帰し、使用できるようにした。友人が訪ねてきて被害者を呼んだが返事がなく、入口の鍵もかかっていたため大家にその旨を告げた。大家が内階段から2階へ行ったところ、被害者が倒れているのを発見したため、19時10分に消防署に救急通報し病院に運ばれたが死亡した。
警察が現場検証を行った結果、CO中毒死であることが確認された。事故原因については、湯沸器の排気筒の中ほどが鳥の巣のようなものでふさがれており、これが不完全燃焼の原因であると思われる。
マイコンメーターII、ヒューズガス栓が設置されていたが、ガス警報器は設置されていなかった。 |